日別アーカイブ: 2016年8月14日

魚浅|鮮魚店

文学と神楽坂

 魚浅は鮮魚(せんぎょ)(てん)、つまり魚屋です。

 近年では魚の販売はスーパーが主流で、魚屋はなくなりつつあります。地魚だけで広範囲の流通を行うのはまず量が足りず売れず、また、そもそも魚の料理方法が解らないため売れません。

魚浅1

 1番うまい食べ方は、その日に採れた魚をその日に食べること。が、これは鮮魚店はできてもスーパーではできません。

 たとえばカツオです。東京ではカツオはあっという間に悪くなるので最近まではカツオはタタキでないと食べられませんでした。

 八丈島に出向し、その間、生のカツオがこんなにおいしいなんてと初めて知りました。
1日遅れると、生ではだめなものがある。魚屋でその日に採れた魚をその日に売るのは大丈夫でも、スーパーでは売れない。魚屋があるなしが、新鮮でうまい魚が食べられるかどうかと直結しています。

 現在1軒だけが残っている「魚浅」。明治34(1901)年、創業。現在、週に1回しか開いていません。新鮮で美味な魚があとどれぐらい食べられるでしょうか。

袋町

文学と神楽坂

 袋町は神楽坂から一歩離れた場所です。袋町の由来地蔵坂の由来について、さらに地蔵坂の散歩をします。

 現在は想像できませんが、桜は非常にきれいだったといいます。

 出版クラブ会館の話から、江戸時代に同じ場所にあった新暦調御用所、大正時代では一平荘について、さらにここで死亡したという真っ赤の嘘で有名な幡随院長兵衛について。

 新坂正雪の抜け穴光照寺都館と文士切支丹の仏像、活動写真の牛込館を扱います。