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大〆|神楽坂6丁目[跡]

文学と神楽坂

 大〆おおじめは明治43年(1910年)創業の大阪寿司の老舗でした。押し寿司と蒸し寿司のセットなどが有名でしたが、平成29年(2017年)7月に閉店。代わって蕎麦の「かね田 宝庵」が開店しました。

大〆 食べログから

大〆 食べログから


 昭和59年(1984年)「東京みてあるき地図」(昭文社)では

その先の神楽坂六丁目八の大〆は宮内庁御用の由緒ある店で、凝った大阪寿司を出す。洋風の落着いた店構えでクラシック音楽が流れてくるという異色篇。

 けやき舎の『神楽坂まちの手帳』第9号(2005年)では

 バロックの流れるクラシックな洋館。ここが大阪寿司専門店「大〆」である。ゆったりと間隔をとって配置されたテーブルで食事をすれば、優雅な気分に浸れそう。
 三代目店主である加藤さんは、二十年前から店のある一角をイタリアの田舎町のイメージにプロデュースしてきた。大阪寿司に合わせるのはイタリアワイン。壁に掛かるイタリアの風景画まで加藤さんの作品というほど、イタリアヘの愛は徹底している。
 しかしそんな加藤さんも、大阪寿司の製法は伝統的な作り方を忠実に守り続けているという。しいたけは八時間煮てから一日以上落ち着かせる。魚はおろしてから酢でしめて、二、三日ならす。大阪寿司には、広い厨房と人手が必要で、「鮨は四、五人前を一人の職人が握るが、大阪寿司は一人前作るのに四、五人の職人がいると言われています」。大〆では加藤さんが一人で作っているので、ランチのみの営業なのだそうだ。
 いただいてみるとふわっと酢の香りが立ち上る。品のいい味だった。しっかりと煮含められたしいたけのおいしさは、一度食べると忘れられないはずだ。

 でも、とにかく値段が高い。神楽坂の中でも特に高かった。味はいまいち。一回か二回食べたことがあるけど、それ以上は普通は行かない。でも、これは一種のオマージュです、はい。4代目がやらなかったのかな。

 牛込倶楽部の『ここは牛込、神楽坂』第13号の「路地・横丁に愛称をつけてしまった」の駒坂で、

井上 それから。おまけでページがあったら入れたいということで、消防署の前の大久保通りを渡って、『ひょうたん坂』を越えて白銀公園の方へゆく。そこから有名な「大〆」のところを通ってすぐのところを、左に曲がって『玉の湯』の方に下りる道。
坂崎 あそこは『駒坂』。となりのひょうたん坂と対で、ひょうたんから駒、ということで。
井上 あの階段のあるところですね。

大〆

 関係ないことでも、ひょうたん坂に向かって西北に曲がるのではなく、そのまま南に進むと駒坂にでてくる。なんで南に進まないのか不思議です。大〆のせいでしょうか。

成金横丁の店

文学と神楽坂

 清閑院は結構味もよくて気に入っていましたが、あっという間に閉店しました。

 千成はあんこうなべやすっぽんの鍋物。現在は外装工事中。

 スタジオーネ フルッティフィカーレ(Stagione Fruttificare)はイタリアンレストラン。フルーツを使ってあじわったことのない料理を楽しむと書いてあります。平日ランチは1000円から、休日ランチは2200円から。

 松ざきはお好み焼き。

 は甘味処。田舎のおばあちゃんを思い出します。最低でも750円から。ただし、果物はものすごく入っています。

松ざきと花

 松屋本店は吉野葛の店。

 大〆はご存じ大阪寿司。創業は明治43(1910)年なので、もう100年も経っています。高くて高くて、2600円。量は少ない。観光客用の値段。2017年7月、閉店

 ジェラテリア テオブロマはジェラートの専門の店で、1種類で525円、2種類で630円。普通のコーヒーからも相当高い。遠くからここに来る場合はいいのでしょうか。大〆の名前につられて付いた価格なのかな。まあ、どこも高いからなあ。動物の顔は「かみくづ函」。くず入れでしょうね。

松屋と大〆

 ラトゥーエル(la tourelle)は2階に。

 ラトラス(L’atlas)は08年に開業。ラトゥーエルの人たちがここに。

ラトラスとフランス

 スタジオーネ フルッティフィカーレと千成を除いて、どこもここは高い。成金横丁からでしょうか。

成金横丁|神楽坂6丁目

文学と神楽坂

 成金横丁は江戸時代ではまったくありません。保善寺の真ん中にできるはずですが。

6丁目

 明治39(1906)年、保善寺は牛込ではなく東中野駅に移っていきます。左側は明治43年の地図ですがまだなにもありません。右側の大正11年になってから、ようやく道路がでてきます。

明治43年と大正11年2

 あとはあまり変化はありません。現在の地図は

成金横丁

 参考までに大〆などがでている写真を載せておきます。

大〆
白銀公園 瓢箪坂 駒坂 川喜田屋横丁 神楽坂上 神楽坂5丁目 牛込亭

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