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オーシャニアクルーズ。第1日。アテネー身障者の外国旅行

出発とアテネ

 2018年10月22日(月)成田発でカタール航空0807便を使い、妻とアテネに。出発は22:20。10月23日(火)、 アテネ着。予定は12:10。

 空港からタクシーで市内に。車のナンバープレートのすべては、ギリシャ文字ではなく、通常のアルファベットで書いてある(と思った)。実は、アルファベットのA、B、E、H、Iなどはギリシャ文字のアルファベットと同じ。タクシーの運転手はナンバープレートもギリシャ文字で書いてあるという。

 アテネのエレクトラ・メトロポリスというホテルにつく。

Greek Travel Pages (https://www.gtp.gr/AccomodationDetails.asp?ID=81810)

 15時のチェックインの前なので、ホテルのロビーでグリークコーヒー(Greek coffee)を飲んだ。コーヒー粒が下に沈んでから飲むのだが、ここは粒が少なく、一般のコーヒーとよく似ていて、おいしい。飲み終わると、アテネの市街に。ホテルにスーツケースを置けるので便利。

ホテルのロビー。中央奥にカフェがある。

ハッピートレイン

ハッピートレイン

 14時ごろ観光バスのHappy TraiNに。シンタグマ広場から出発。ちょうど1時間で簡単に見られる。(上は会社のPRから)。

 インターネットでは、ハッピートレインは排気ガスがひどいなど、悪評プンプンだったが、1両目の最後の列なので、排気ガスはほとんど気にならない。ハッピートレインのコースを調べようとしたが、会社が提供するコースはこれだけ。大きな下向きの矢印はシンタグマ広場の出発地点。後は右側を回り、次に左側を回る。

happy Train in Athens (route)

アテネのハッピートレイン(経路)

 女性ガイドさんの英語はひどく、いっていることはよくわからないが、これはなになにです、という説明だけで、それ以外の説明はなさそう。

ハドリアノス門

ハドリアノス門

プラカ地区

プラカ地区

 ちょうど1時間でトレインが終わり、無名戦士の墓に。出かけるときに雨は降っていなかったが、行く途中で降り始めた。雨のためなのか、15:30の衛兵の交代はなかった。

無名戦士の墓

 16時ごろ、ホテルに帰り、18時ごろ、夕食を取ろうとすると、9時半にならないと空席はないといわれて、結局、9時半に夕食。ホテルの最上階にレストランがあり、ここからアクロポリスがよく見える。この夕食は西洋風のもので、普通でした。

ホテルのレストランから。アクロポリスがよく見える。

ホテルのレストランから。アクロポリスがよく見える。

オーシャニアクルーズ。第2日。アクロポリスー身障者の外国旅行

アテネとアクロポリス

 2018年10月24日(水)早朝、ホテルで朝食を取り、アクロポリスに。アクロポリスの開場は8時からで、8時半にはアクロポリスの下についた。入場料を払う。

 普通の人は10分もあれば、ここからアクロポリスの上まで到着するが、右半身麻痺の私はそうはいかない。急峻な階段では妻が私の左側につき、まず妻が1段上に登る。そのあと、私は右足を一歩、前に出して、段差を上に登る。このとき、数回だけ、ふらついた。そんなとき、妻は全力を挙げて、倒れないようにする。最後は楽な左足で、失敗はない。右足と左足が1歩ずつ上につくと、また、次の1歩が始まる。結局、1回も転倒も転落もしなかった。30分弱がかかったが、午前9時なので、まだ人は増えていなかった。

 また、最後の段差にはすべて手すりがあった。ほっとする。しかし、予約があれば、身障者用のリフトで上に行くこともできたという。知らないものなあ。Disabled Access at the Acropolisを見ておけばよかった。

アテナ・ニケ神殿などを帰りに撮った写真。手すりがあるので楽。人が多くなっている

 アクロポリスの上は➀プロピレア(前門)とアテナ・ニケ神殿などの群、➁パルテノン神殿、➂乙女6人の像が有名なエレクティオン神殿、の3種しかない。40年前、見たことがある私は上に立てただけでもOKで、妻はぐるりと回る。エレクティオン神殿だけは遠くから見ることになる。

アクロポリス

アクロポリス

エレクティオン神殿

エレクティオン神殿

 これらをつくる大理石は、岩石学的には「結晶質石灰岩」といい、石灰岩がマグマの熱を受けて再結晶したもの。地中海の山はほとんどが石灰岩(limestone)でできている。なお、岩がない「石灰」も英語ではlimestoneを使います。

 説明板のいくつかについて、翻訳をやってみた。パルテノン神殿の修復プロピレアで、絵をダブルクリックしても出てくる。しかし、説明板の文字はなんとも細かく、普通は読まない。つまり、誰も読まない英語とギリシャ語で書いてある。

パルテノン神殿

パルテノン神殿の修復の解説

プロピレアの解説

プロピレアの解説


 帰る途中で、大量の観光客が下からやってきた。この前に私たちの観光は終わったの で、ほっとする。同じく慎重に慎重に足を進め、10時を超えて、下の売店に入った。「アクロポリス」という本(▼)を買った。

アクロポリス復元

日本語版「アクロポリス」から

 いったんタクシーでホテルに戻り、チェックアウト。荷物はホテルに置いておき、ブラカ地区で昼食。ホテルに戻り、タクシーでピレウス港に向かう。

 午後2時ごろ、オーシャニアクルーズのリビエラに乗船。

クノッソス遺跡を3Dで

クノッソス遺跡を3Dで。Knossos in 3D。4時間。8:30

 クノッソス遺跡で神話上のミノス王の宮殿やその他の遺跡を探索しましょう。3Dソフトウェアを使い、数千年前にこの構造群がどのようにして出現したのか、教えてくれます。
 桟橋から出発し、簡単な内陸への運転があり、クノッソス遺跡に到着します。クノッソスはクレタ島の州都で、古代ミノス文明の中心地です。紀元前7000年、最初にこの地域に人々が住み始め、考古学的発掘で徐々にその壮大さは明らかになりました。ここに建っていた宮殿は、伝説上のミノス王の権力の座として知られています。このユネスコ世界遺産の遺跡は、かつての栄光を反映しています。
 1900年から1931年まで、英国の考古学者のアーサー・エバンス卿は、クノッソス宮殿とその周辺の発掘を指図しました。発見した宝物の一部を直接見ることができるでしょう。ミノア文明の王室、神殿、王室の別荘、仕事場、宴会場、その他の保存記念物があります。
 遺跡の一部は現代的な素材を使って再建されています。この遺跡群は古代にはどんな形で出現したのかがわかります。構造の詳細を確認するには、3D拡張の仮想現実ソフトウェアを使って、付属の電子タブレットを使うだけです。タブレットのカメラを遺跡にむけると何世紀も前に建っていた構造が出てきます。
 クノッソスを徹底的に歩いた後で、イラクリオンに戻り、各自の目を使って観光します。ブティックを訪ねたり、17世紀のライオンズ広場のモロシニ泉などのハイライトを探してから、桟橋に戻ります。

注意。このガイド付のツアーでは、不均一な舗道や敷地を約1時間半歩くことが必要です。またおよそ15段を通り抜けます。車椅子のお客様にはツアーはご利用いただけません。移動の懸念を抱えるお客様には、自分のスタミナと能力の範囲で参加するようにお願いします。天候に適した服、サンキャップ、サングラス、平坦で快適なウォーキングシューズが推奨されています。

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Knossos in 3D

Explore the excavated palace of the mythological king Minos and other ruins in Knossos using 3D software that shows how the structures appeared thousands of years ago.

After departing from the pier, you will enjoy a brief drive inland to Knossos, once the capital of ancient Minoan Crete. The area was first inhabited in the seventh millennium B.C., and its grandeur has been slowly revealed through archaeological excavation. The Palace that once stood here was known as the seat of power of the legendary King Minos, and the remains of this UNESCO World Heritage site reflect the glory of former times.

From 1900 to 1931, British archaeologist Sir Arthur Evans supervised the excavation of the Palace of Knossos and the surrounding area, and you will see firsthand some of the treasures that have been uncovered. There are royal quarters, shrines, a royal villa, workshops, banquet halls and other preserved monuments from the Minoan civilization.

Portions of the ruins have been reconstructed using modern materials to show how they appeared in ancient times. For a more in-depth view of the structures, simply use the provided electronic tablet with 3D augmented-reality software. Just point the tablet’s camera at a ruin, and you will see the structure as it originally stood centuries ago.

After a thorough walking tour of Knossos, you will returns to Heraklion to sightsee on your own. You might browse the boutiques or seek out highlights such as the 17th-century Morosini Fountain in Lions Square before returning to the pier.

Please note: The guided Portion of this tour involves approximately 1½ hours of walking over uneven pavement and grounds. There is also approx. 15 steps to negotiate. The tour is not available to wheelchair guests. Those guests with mobility concerns are
cautioned only to participate to the extent of their personal stamina and ability. Weather appropriate clothing; sun cap; sunglasses; and flat, comfortable walking shoes arc recommended.

10月24日夕食

 船旅1日目の夕食は6階のグランドダイニングルームで取った。

1日目の夕食(グランドダイニングルーム)

 上のメニューはOceania社のGrand-Dining-Dinner-Menuから取っている。社はグランドダイニングルームで毎日違うメニューを出しているが、私たちがお世話になったT&Tでは、その全部を日本語に直している。

 私たちの料理には、✓がついています。念のため、私はロブスターのビスクと牛肉の赤ワイン煮込み、妻はシチリア風野菜のサラダと鶏肉の香草焼き。ビスク(bisque)はフランス語のスープ。取った料理は全部、普通でした。

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