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数学体験館|東京理科大学

文学と神楽坂

「数学体験館」は東京理科大が近代科学資料館の地下一階に作った数学の理論を体験するもの。人も少なく、しーんと静まった一階と比べて、地下一階の「数学体験館」には土曜には子供が非常に多く、家族連れが沢山います。将来的にはこちらを一階にする方がいいのではと思ってしまいます。入口
 同館の館長は秋山仁氏。開設の目的は、いろいろありますが、要は教具・教材等を開発すること…といってしまうと、身も蓋もありません。他には高校までの理解を補う補習教育の強化、大学で数学の初年次教育を充実し、学内外に発信すること。でも楽しいのが多い。

区分

 同館は「数学体験プラーザ」が95%を占めています。「数学体験プラーザ」では小学校から大学の概念や定理、公式を学べる作品を常設展示。たとえばほかにはあまり見かけないものとして「区分求積法」。このアイデアを使った模型で面積を求めます。ただし、あまり面白くないようで、あまりやってはいませんでした。
2項分布パチンコ よくあるものとして「2項分布パチンコ」。絶対に2項分布の通りには並びません。それを実体験します。(そうですよね)。また無数の球を上に持って行くのはあなたで、ほかの人はやってくれず、自分で綺麗にするのもあなた以外にありません。
らせん木琴「らせん木琴」は途中で球が止まると音も止まることや、音程が乱れることを除けば、綺麗な名曲…迷ではないぞ…が流れてきます。これはドアの外にそっと置いてあります。しかし、部屋の中では子供たちはわーわーと大喜び。土曜に行ったのがよかった。月曜から金曜ではこれだけの子供はいないと思う。

 ほかには「数学工房」。これは数学的作品や教具、教材などを制作し開発する場所で、その成果を授業で活用します。「数学授業アーカイブス」は、DVDなどを視聴する場所。算数・数学の講義を、大型ディスプレイやオーディオ機器で学習できます。

 こんな博物館はアメリカや香港では何十年も昔からやっていました。でも日本で国立博物館ではできないものでした。それが、ようやくできた。しかも100個ある。パチパチパチと拍手を送ります。