新宿区指定史跡
坪内逍遥旧居跡
(文芸協会演劇研究所跡)
所 在 地 新宿区余丁町七先
指定年月日 平成二十一年三月六日
坪内逍遥は、明治二十二年(一八八九)から熱海の双柿舎へ居を移す大正九年(一九二〇)まで、余丁町に居住した。 この約三十年間に坪内逍遥は、早稲田大学で教鞭を執る傍ら、雑誌『早稲田文学』の発行、シェークスピア作品の研究・翻訳等を行なった。 また、後期の文芸協会を主宰し、明治四十二年(一九〇九)には敷地内に文芸協会演劇研究所を設け、基礎理論のほか、実際の演技指導が行われ、後の日本の演劇界を担う多くの人材を養成した。 現在、自宅として使用した建物や演劇研究所は滅失しているが、この地は、日本近代文学及び演劇史上重要な場所である。 平成二十一年三月
新宿区教育委員会
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