新宿歴史博物館の「データベース 写真で見る新宿」でID 5とID 12913を見ていきましょう。ID 12903からID12914までは雨の日の神楽坂通りの写真で、昭和37~39年頃と思われます。
撮影の方向は、神楽坂2丁目から坂下に向いています。雨は現在上がっています。街灯は1本につき一つだけで、これは昭和36(1961)年以降にあたります。車道に凸凹が目立ち、石敷、石だたみがあり、歩道の表面には文様があります。電柱は向かって右側だけで、電柱の上には大きな柱上変圧器があります。
ニューイトウの前の車道には穴を補修したような跡が残っています。この部分は坂の上りはじめで、Oリング(でつくった窪み)の大部分は、坂が急になる神楽坂3丁目にあります。
神楽坂2丁目 (坂上→坂下) | |
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「旅館 かぐら苑」は1964年(昭和39年)まで存在し、「旅館 かやの木」は1965年(昭和40年)から存在し「全航空住宅地図帳」では1973年(昭和48年)になくなっています。1962年に写真があったとすると、「かやの木」はありえません。「野乃木」は1963年には存在し、1973年になくなっています。なお、は「野」の変体仮名でした。