文学と神楽坂
新宿歴史博物館「データベース 写真で見る新宿」ID 57は、神楽坂2丁目を撮ったものです。撮影の方向は、坂下から坂上で、街灯は昭和36~7年まで続いた鈴蘭灯でした。
シャツの人がいますが、半袖の人はいません。つまり夏ではありません。歩道はきれいで平坦です。
左に建築中のビルは大島ビルで、この築年月は昭和34年(1959年)5月、総階数は4階です。建築後は大島糸店になりました。この撮影日は、佳作座の広告「野ばら」があるので、昭和33年秋や冬でしょう。
一方、新宿歴史博物館の調べではこの写真は「昭和37年頃」に撮ったといいます。
横断幕の「本日特売日」があります。
また、車道のOリングはないのですが、アスファルト舗装では車の馬力が不十分で、石敷でした。
新宿歴史博物館「データベース 写真で見る新宿」ID 57 神楽坂入口付近から坂上方向
「神楽坂三十年代地図」(『神楽坂まちの手帖』第12号、2006年)を参照
神楽坂2丁目(昭和33年) |
- 建築中。「タイヤモンド毛糸 大島糸店」になる
- 電柱看板。「 倉庫完備 大久保」「石川歯科」
- (マルヨシ美術店)
- 夏目写真(館)
- 「+クスリ」。精神安定剤「ハーモニン 神楽坂薬局」
- 洋装生地 林屋
- (十奈美)
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- パチンコマリー。Pachinco Mary。右端に佳作座の広告「野ばら」(日本公開は昭和33年8月23日)も。
- 壁面看板「ジュ 靴」「ヤマヤタ ⇒」
- 看板「洋食 喫茶京屋⇒」(奥にあった)
- 「靴はニューイトウ」
- 通りに接し「イトウふと(ん)」。「コーヒー 坂」ではない
- (陶磁器 陶柿園)
- 「旅館 かぐら苑」の半分だけが見える
- クラウン(喫茶)
- ルナ美容室
- ポーラ化粧品
- 亀井鮨
- ひときわ高い看板「資生堂化粧」(さわや)
- 遠くに看板「テレビ 竹谷電気」。
- さらに「万平のみや」の特徴的な吊り看板
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