神楽坂|のレン 山田紙店[昔]

文学と神楽坂

 神楽坂1丁目の「山田紙店」の「紙店」とは文房具屋のことです。しがし、平成28(2016)年9月に閉店しました。

 新しい店舗は「のレン 神楽坂店」で、2016年12月に開店したスーベニアショップです。現在は山田紙店の原稿用紙も売っています。

 株式会社コラゾンは、海外在住経験のある創業チームが「人々をワクワクさせるようなまだ知られてない日本の魅力を国内外に伝えたい」と、2008年に京都市内に祇園店を開店し、現在は、京都嵐山/四条通り、東京浅草、横浜赤レンガ倉庫、愛知中部国際空港など観光地やゲートウェイに10店舗を展開しています。

のレン



 「山田紙店」の創業は中小企業情報の『商店街めぐり-神楽坂』(1955年、昭和30年)によれば明治22年(1889年)。江戸時代は木版師ついで絵草紙屋でした。場所はここ

 ここしばらくは煙草の販売店と一緒になっていました。中には「原稿用紙」も売られていましたが、ほとんどの人は煙草を買う時に立ち寄り、煙草以外のものを売っているとわからないでしょう。実際、煙草はものすごく、ものすごーく売れていました。しかし、ここでのポイントはあくまでも「原稿用紙」。

山田紙店

 はるか昔から「原稿用紙」が有名な二店のうち一店なのでした。夏目漱石、川端康成、吉行淳之介などの作家たちは山田紙店の原稿用紙を愛用したといわれています。

『拝啓、父上様』の第1話で

一平「神楽坂上ったとこに、相馬屋っていう有名な文房具の店があってな。そこの原稿用紙買って来て書くとすらすら文章が書けるって云うぞ」
時夫「本当かよ」
一平「夏目漱石とか、ア! 仲々書けない筆の遅い奴はな、坂下の山田屋の用紙がいいらしい。井上ひさしなンて人はそこらしいって云ってた」
時夫「――いい話聞いた」

 この半分は地下鉄の駅につながっています。

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