横寺町は「町方書上」で
町名之起り者通寺町之横町二候間、横寺町与唱候 |
と書かれています。新宿歴史博物館の『新修 新宿区町名誌』ではこれを受け
横寺町 牛込横寺町 町名は通寺町の横町であったことに由来する。 |
と、「横寺町」は通寺町の横町だとしています。
『新修 新宿区町名誌』によれば、明治44年に横寺町になりました。ここでは「よこでらまち」とふりがながついています。
一方、2000年、町の「よこてらまち今昔史」の編集会議で、
過日、編集会議の席で横でら町か、横てら町かの話が突然だされました。その後、調査のため区役所等へ問い合せをした結果、横てらまちが正しいことが判りました。今まで使い慣れていた言葉、読み方が誤っていたことが解かり、変な気持ちです。よって表紙の題字を平仮名で大きく印した次第です。 |
ウィキペディア、マピオン、日本郵便では「よこてらまち」が正しいと考えています。
一方、消防署と新宿区歴史博物館は「よこでらまち」が正しいと考えています。
警察署、新宿区は漢字の「横寺町」しか使っていないようです。
以上、横寺町をどう読むのか……困っています。「横寺町」と漢字だけしか使わないようにしようっと。
まあ、北町、中町、南町を昭和52年の新宿区教育委員会の『新宿区町名誌-地名の由来と変遷』では北町、中町、南町と漢字だけを書いています。平成22年の新宿歴史博物館の『新修 新宿区町名誌』では北町、中町、南町と、「まち」と「ちょう」に分けています。なぜ分けるの。理由は? 明治20年の地図でも漢字だけなのに。