新宿歴史博物館の「データベース 写真で見る新宿」でID 8からID 12までを見ていきましょう。今は晴れで、半袖の人が多いので、おそらく夏。撮影の方向は、神楽坂の中途から坂下に向いています。街灯は1本につき一つだけで、これは昭和36(1961)年以降にあたります。車道にはOリングのくぼみが作られて、歩道は四角いブロックを敷き詰めただけで、凸凹が目立ちます。1970年頃までにアスファルト舗装に変わったと思われます。
道路標識が横断歩道の側に見えます。1枚は「停止線」「1つの線」「STOP LINE」、1枚は「横断歩道」「2つの平行線」「PEDESTRIAN CROSSING」と書かれています。
「マーサ美容室」は窓1枚1枚が斜めに開き、つまり冷房はなく、大きい店舗で、コールドパーマと書いてあります。ボーラー化粧品は1964年(昭和39年)ではありますが、1965年(昭和40年)にはリード商会に変わります。したがって、昭和40年が最大年度でしょう。
下の漢字は「野乃木」でした。「」は変体仮名の「の」でした。
電柱看板の「菅理髪館」は小栗横丁にあります。
神楽坂2丁目と3丁目(坂上→坂下) | |
|