肴町 |
神楽坂肴町は神楽坂5丁目に変わりました。 |
足助素一 |
あすけそいち。明治から昭和期までの出版者。大正7年叢文閣を創立。「有島武郎著作集第6輯 生れ出る悩み」を処女出版、著作集をはじめ「水野仙子集」などを刊行。昭和に入ってからは左翼系の出版に。没後、叢文閣から「足助素一集」を刊行。 |
叢文閣 |
神楽坂2-11。有島武郎や水野仙子を除き、左翼系の出版として非常にたくさんの本を出版しています。『マルクス主義者の見たトルストイ』『経済評論』『貨幣と金融』『画家とその弟子』『国民主義経済学の基礎理論』『米国農業政策』『幸福者』『プーシュキン小説集』『時は来らん』などなど。場所は神楽坂通りに面するのではなく、一歩中に入ったところでしょうか。 |
竹中書店 |
岩戸町3。古本を売る店ですが、それでも『醫藥獨文』『獨逸語讀本拾遺』『醫藥獨語教程』『音楽年鑑 : 楽壇名士録』などを作っていました。現在は東京シティ信用金庫。 |
武田芳進堂 |
肴町32。出版は少なく『最新東京学校案内』など。戦前の武田芳進堂は現在の神戸牛と和食の店「新泉」になっています。 |
盛文堂 |
神楽坂3-6。昭和初期、盛文堂は現在の「元祖寿司」がある場所に建っていました。ここを |
機山閣 |
肴町12。出版は少なく『火山 : 詩集』『追憶』『書道講話』『石炭と花 : 詩集』『忠臣と孝子』。現在は貴金属やブランド品の買取り店「ゴールドフォンテン」です。 |
南北社 |
『新宿区立図書館資料室紀要4 神楽坂界隈の変遷』の「大正期の牛込在住文筆家小伝」では筑土八幡町9番地に南北社、通寺町14に南北社書店。その後、通寺町14を南北社にしています。かなり本を出版したようです。『南洋を目的に』『悪太郎は如何にして矯正すべきか』『恋を賭くる女』など。現在、通寺町14は神楽坂6-14の「センチュリーベストハウジング」に。 |
享楽 |
キョウラク。思いのままに快楽を味わうこと |
カテ |
糧。食糧。食物。精神・生活の活力の源泉。豊かにし、また力づけるもの |
モボモガ |
「モダン・ボーイ」「モダン・ガール」。大正デモクラシー時代に流行った先端的な若い男女。 |