新宿区立図書館の『新宿区立図書館資料室紀要4 神楽坂界隈の変遷』(1970年)の138頁には次の写真が載っています。
今までは写真は全く不明で、これ以上は何もわからない。さわらないように、そーっと置いておこう、と考えていました。「中の丸」だけでも巨大で、矢来町の5分の1を占めています。下図では矢来町は赤、中の丸は青です。
しかし、このID 118〜120と見比べると、これも一連の写真のひとつだと判明します。つまり、これはID 119とID 120との間にあるべき写真なのでした。場所は上図か下図のが正しい位置なのです。
郵便の宛先は大正11年には「矢来町3番地字旧殿」、昭和5年には「矢来町78番地」か「矢来町81番地」が正しく、以降も変化はありませんでした。