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魚浅|鮮魚店

文学と神楽坂

 魚浅は鮮魚(せんぎょ)(てん)、つまり魚屋です。

 近年では魚の販売はスーパーが主流で、魚屋はなくなりつつあります。地魚だけで広範囲の流通を行うのはまず量が足りず売れず、また、そもそも魚の料理方法が解らないため売れません。

魚浅1

 1番うまい食べ方は、その日に採れた魚をその日に食べること。が、これは鮮魚店はできてもスーパーではできません。

 たとえばカツオです。東京ではカツオはあっという間に悪くなるので最近まではカツオはタタキでないと食べられませんでした。

 八丈島に出向し、その間、生のカツオがこんなにおいしいなんてと初めて知りました。
1日遅れると、生ではだめなものがある。魚屋でその日に採れた魚をその日に売るのは大丈夫でも、スーパーでは売れない。魚屋があるなしが、新鮮でうまい魚が食べられるかどうかと直結しています。

 現在1軒だけが残っている「魚浅」。明治34(1901)年、創業。現在、週に1回しか開いていません。新鮮で美味な魚があとどれぐらい食べられるでしょうか。

末寺横丁

文学と神楽坂

 末寺(すえでら)横丁にはいって、北を向きましょう。でも現在ではなく、江戸時代です。末寺横丁の右側の無色は武家です。左側は大名の酒井若狭守の下屋敷です。正面は大御番組(おおごばんぐみ)で、江戸城などの警備を担当しました。

末寺横丁 地図 江戸時代

 今の地図ではこうなります。ここから交差点の「牛込天神町」まで南側は全部酒井若狭守屋敷でした。

末寺横丁(現在)