『神楽坂がまるごとわかる本』(けやき舎)は2007年の優れた一冊です。第一章から第五章に分かれています。あえていうと第一章は、商店会、花柳界、老舗。第二章は男優、女優、麻雀、映画。第三章は、江戸。第四章は、江戸その2。第五章は現代に至る。
ある出来事が起こったのは01年、それとも02年、本当にこっちなのと思っても、ああ、これはこっちとばさっと切られると、まあ、そうかなあとなってしまいます。たくさんの事柄がいっぱいにつまっていて、すこしユーモアや面白みはない。歴史書だと考えると文献の扱いが不十分。でも、全体的にはすごーくよくできた本です。
内容は……