文学と神楽坂
新宿歴史博物館「データベース 写真で見る新宿」ID 535-36は昭和48年(1973年)5月、地下鉄工事のため牛込濠を大きく掘削したものです。カメラは新見附橋の上で、市谷田町三丁目、市谷船河原町、神楽坂一丁目などに向いています。翌49年(1974年)に地下鉄・有楽町線が開通しました。
新宿歴史博物館「データベース 写真で見る新宿」ID 535 市谷船河原町付近
新宿歴史博物館「データベース 写真で見る新宿」ID 536 市谷船河原町付近:市谷見附より牛込
メトロ アーカイブ アルバムの「有楽町線の歴史」では……
有楽町線は、飯田橋・市ヶ谷間で皇居外濠の牛込濠、新見附濠の一部を通過します。この区間は両側に本線、中央に2本の留置線と検車用ピット線を設けた幅17~17.5m の4線型及び3線型のトンネルで、工事は濠内に工事用桟橋架設、築堤、仮締切り鋼矢板打ちを施工、掘削用支保工は土留めアンカーを施工して、大規模な機械掘削により行いました。 |
留置線 駅などにおいて、列車を一時的に停め置くための線路。
検車用ピット線 検車とは車両を検査すること。ピット(pit)とは車の下部の検査や修理ができるよう低くなっている場所
桟橋架設 桟橋とは谷間などに高くかけた橋。架設とは線路を一方から他方にかけわたすこと
築堤 堤防をきずくこと
仮締切り 一時的に戸・窓などを、閉じたままにすること
鋼矢板 鋼製の平らな板
支保工 しほこう。坑道やトンネルなどの工事で、掘削してから覆工するまで土圧を支持する仮設の足場
土留め どどめ。高低差のある敷地で、土が低い土地に崩れてこないように止めること。
アンカー 部材や器具などを建物へ取り付けるために打つ鋲で、抜けにくい構造をもつ。
写真の中央左、外堀通りから工事現場に下りる仮設の斜路の上に看板があり、「営団地下鉄8号線牛込第二工区土木工事」「企業者 帝都高速度交通営団」「施工業者 鉄建建設株式会社◯」とあります。
外堀通りには高層の建物は少なく、二階建てが目立ちます。昭和45年のID 13108、昭和56年頃のID 486、当時の住宅地図を参考に左から見ていくと……
その奥に外堀通りがあり、高層の建物は少なく、二階建ての建物が目立ちます。参考は昭和45年のID13108、昭和56年頃のID 486、当時の住宅地図を参考に、左から見ていくと……
- 看板「三平ストア 食堂三平」
- 看板「タケヤみそ」
- 八木医院
- 看板「雪印牛乳」
- 奥山歯科
- 新益塾
- 恵◯社マイクロフィルム
- 週刊大衆 双葉社
- 龍生会館(いけばな龍生派)
- 東京理科大学 薬学部
- 東京理科大学(体育館)
- 双葉社
- 日本不動産短期大学校
- 三興製本
- 油井工業所
- 神田印刷㈱
- 渋谷ガラス㈱、看板「日本ペイント」
- ◯◯自動車工業㈱
- 教育図書㈱
- 尾形伊之助商店
- 丸善石油(ガソリンスタンド)
- 日仏学院
- 家の光会館(農協の出版・文化団体)
- 家の光会館
- 研究社新館
- 研究社旧館
- 東京理科大学
- 東京理科大学
- 東京理科大学
- 飯田橋東海ビル(現、飯田橋御幸ビル 下宮比町)
- 首都高速道路5号線(池袋線)
- 貸ボート乗り場(現、カナルカフェ)